取組方針および具体的な取組み

取組方針

具体的な取組み

1. ライフサイクルに応じた取引先企業の支援の一層の強化
   • 創業・新事業支援への取組み
     • 投資ファンドや本部専門スタッフを活用し、将来性ある企業の発掘・育成に取組んでまいります。
     • 具体的には、群馬キャピタル2号投資事業有限責任組合を活用し、新規性・成長性のあるベンチャー企業等への投資を実施してまいります。
     • また、本年4月から事業をスタートした中小企業応援センターとの情報交換を定期的に行い、新規開業・創業・経営支援を行ってまいります。
     • 具体的には、中小企業応援センターが実施する専門家派遣を活用するなど、農商工連携・地域資源活用・経営革新計画の承認取得のサポート等、新事業支援に取組んでまいります。
     • 医療・介護・食品・農業・環境等の有望分野について業種別担当者を置き、専門性を高めることにより、有望企業の発掘・育成に努めてまいります。
   • 金融円滑化、経営改善支援への取組み
     • 取引先企業に対する金融の円滑化、経営改善支援に積極的に取組んでまいります。
     • 具体的には、本部・営業店が一体となり新規融資や返済条件変更等のご相談・お申込みに対する適切な対応を図ってまいります。
     • また、審査部改善サポート班が中心となって、取引先企業に対して経営改善計画策定等に関する支援や助言を行ってまいります。
     • 取引先企業の経営状況に応じ、企業再生支援機構、中小企業再生支援協議会やぐんま企業再生ファンド、DES（過剰債務圧縮のための貸出債権と株式の交換）（注1）、RCC（注2）再生スキーム等の手法を活用した事業再生に取組んでまいります。
     • また、行内外の研修や「スキル認定制度」（審査や法人営業などの専門分野ごとに必要なスキルを定め、対象者の習熟度に応じてランク付けをする制度）等を通じ、融資業務に関する高い専門知識・業務スキルを持つ行員や、取引先企業に対して最適な経営改善支援や再生支援を行える行員の育成を進めてまいります。
   • 事業承継への取組み
     • 本部に専門スタッフを配置し、取引先企業に対する事業承継支援の取組みを強化してまいります。
     • 具体的には、中小企業応援センターや税理士等と連携したセミナーの開催、個社別訪問による相談及び専門家（税理士等）への橋渡し等を通じて事業承継問題解決の支援を行ってまいります。
2. 事業価値を見極める融資手法をはじめ中小企業に適した資金供給手法の徹底
   • 不動産担保、個人保証に過度に依存しない融資手法への取組み
     • 不動産担保や個人保証に過度に依存することなく、事業内容に適した融資手法に、引き続き取組んでまいります。
     • 具体的には、中小企業の資金調達手法の多様化に対応するため、シンジケートローンの組成、私募債の引受、動産・債権譲渡担保融資（ABL）に取組んでまいります。
3. 地域の情報集積を活用した持続可能な地域経済への貢献
   • 地域活性化につながるビジネスマッチング情報の提供
     • ビジネスマッチングに関する全行的な情報の共有化を図り、地域企業に対して様々な情報を提供し、販路開拓などの営業活動を支援してまいります。
     • 具体的には、個々の取引先企業のニーズに対応した迅速かつ有効な情報の提供や、様々な業種に対応した展示・商談会の実施等、各種イベントの開催を行ってまいります。
     • また、営業店および本部に法人情報専担者を配置し、情報収集力の強化と情報活用体制の構築を図ってまいります。
   • 地域の利用者の満足度の向上
     • 「お客さまご意見カード」や各種アンケート調査等による意見収集を継続的に実施します。
       調査結果を踏まえた改善策の実施などを通じ、お客さまのニーズに対応した様々な金融サービスの提供や利便性の向上を図っていきます。
   • 多様な金融サービスの提供
     • リバースモーゲージなど高齢者保有の資産の有効活用につながる融資の提供や、お客さまの相続や遺言に対する相談ニーズの高まりに対応する遺言信託、遺産整理業務の取扱い等、地域ニーズに応じた新しい金融サービスの提供を図ってまいります。
   • 地域と一体になった地域活性化への取組み
     • 地公体等との情報交換や勉強会を通じたPFI（注3）事業の浸透や公共事業等へのPFIの活用支援など、地域活性化に向けて取組んでまいります。

地域密着型金融推進取組実績の開示について

当行では、「地域密着型金融の推進に関する取組み」の実績について、5月の決算発表時にニュースリリースやインターネットホームページを通じて、地域の皆さまに情報開示を行ってまいります。