平成24年度 地域密着型金融の推進に関する取組状況について
平成25年5月10日
群馬銀行(頭取 齋藤 一雄)は、「地域密着型金融の推進に関する取組み」について、平成24年度の実績をとりまとめましたので、お知らせいたします。
1.顧客企業に対するコンサルティング機能の発揮
取組項目 |
平成24年度の取組実績 |
創業・新事業支援への 取組み |
- 将来性のある投資候補先発掘のための情報収集を継続するとともに、中小企業応援センターとの定期的な情報交換に基づく新規開業・創業支援の対応を行ってまいりました。
- 群馬キャピタル2号投資事業有限責任組合を活用した投資等
投資実績累計 14社/232百万円
- 前橋市創業支援塾を後援 セミナー講師派遣(参加者20名)
|
成長段階における支援への取組み |
- ビジネスマッチングに関する全行的な情報の共有化を図り、地域企業に対して様々な情報を提供し、成長段階における支援に取組みました。
|
- 個々の取引先企業のニーズに対応した迅速かつ有効な情報の提供や、様々な業種に対応した展示・商談会の実施等、各種イベントを開催いたしました。
- 「ぐんぎん個別商談会」開催(参加者117先)
- 「医療機関・介護事業者向け省エネセミナー」開催(参加者86名)
- 「介護セミナー」開催(参加者197名)
- 「補助金活用セミナー」開催(参加者163名)
- 「M&Aセミナー」開催(前橋会場 参加者90名、大宮会場 参加者37名)
|
- 営業店および本部に法人情報担当者を配置し、企業が抱える課題について情報収集を行い、課題から派生する企業ニーズの把握に努めました。
- 企業ニーズ把握件数 2,006件
- 「補助金デスク」を設置し有益な補助金情報の提供、補助金申請の支援を実施
|
- 医療・介護・食品・農業・環境等有望分野について業種別担当者を置き、専門性を高めることにより、有望企業の発掘・育成に努めました。
- 群馬県農業信用基金協会保証付案件取扱実績 11件/228百万円
- 開業案件実績 案件実行 245件/ 8,700百万円(法人部関与)
- 病院・介護実績 案件実行 206件/21,719百万円( 〃 )
- 環境格付融資実績 案件実行 2件/ 1,300百万円
- 太陽光発電融資実績 案件実行 173件/8,185百万円
|
- 本支店・海外拠点・派遣者(タイ)および業務提携先(7行・4社・1局)が連携して取引先の海外展開に対して、現地情報、金融・外為サービス等を幅広く提供しております。
- 個別企業のニーズに応える現地情報の提供、現地コンサル・会計事務所の紹介、現地調査のアテンド(タイ・上海・香港・ニューヨーク)等の対応が可能です。
- 提携銀行を活用した現地通貨貸出や、国内支店から現地法人への直接(クロスボーダー)貸出等、取引先の海外における資金ニーズへの支援を充実しました。
【24年度の実績】現地通貨貸出9件、クロスボーダー貸出1件
- 上海市において、「日中ものづくり商談会@上海2012」に10ブースを確保して、取引先の中国における販路拡大を支援しました。
- アジア諸国に関するセミナーを4回開催し、海外展開についての旬の情報を提供しました。
5月 「ベトナムの魅力」(参加者57名) 8月 「フィリピンの魅力と課題」(参加者35名) 「インドネシア進出の最新事情と今後の見通し」(参加者46名) 2月 「カンボジアの最新事情と今後の可能性」(参加者33名) 3月 「ミャンマーにおけるビジネスチャンスとリスク」(参加者47名)
|
- 不動産担保や個人保証に過度に依存することなく、事業内容に適した融資手法の活用に取組んでまいりました。
- シンジケートローン 1件/ 2,400百万円 組成
- 私募債 45件/ 4,140百万円 起債引受
- ABL 38件/ 5,827百万円
|
取組項目 |
平成24年度の取組実績 |
金融円滑化、経営改善支援への取組み |
- 条件変更を実施した取引先について、本部・営業店が一体となり経営改善計画策定を支援。また、「重点的に経営改善に取組む先」として抽出した取引先については「審査部改善サポート班」が営業店行員との積極的な帯同訪問を通じ、きめ細かい経営改善支援を展開しました。
- 条件変更を実施した主要な先988先
うち経営改善計画策定終了先870先(策定率88.1%)
|
- 取引先企業の経営状況に応じ、外部機関との連携等により様々な手法を活用した事業再生に取組んでまいりました。
- 再生支援協議会新規持込み14件
- DDS(資本性借入金)3件/974百万円
- ぐんま中小企業再生ファンドの活用1件
- 企業再生支援機構再生実績1件
|
- 行内外の研修や「スキル認定制度」を通じた、融資業務に関する高い専門知識・業務スキルを有する人材や、高い目利き能力を有する人材の育成に努めました。
- 経営改善支援対応能力向上のための「経営支援能力養成講座」実施
上期(H24/7月 3日コース)受講者21名 下期(H25/1月 3日コース)受講者19名
- スキル認定累計人数
審査分野 上級 83名 中級229名 初級145名 法人営業分野 上級116名 中級335名 初級110名
- 中小企業診断士資格取得者(在籍者)35名
- 日本生産性本部経営コンサルタント資格取得者(在籍者)26名
|
事業承継への取組み |
- 当行本支店を通じての事業承継ニーズ発掘に努めるとともに、本部に専門スタッフを配置し適切な提案・アドバイスを行うなど、きめ細かい対応を行ってまいりました。
- 「事業承継セミナー」開催(参加者 50名/2回)
- 概算自社株評価実施件数 363件
- 本部スタッフによる相談訪問件数 386件
|
2.地域の面的再生への積極的な参画
取組項目 |
平成24年度の取組実績 |
地域と一体になった地域活性化への取組み |
- 産学官連携のなかで大学等研究機関のシーズと企業ニーズをつなぐパイプ役として情報・ノウハウ・人材を提供することに取組んできました。
- 群馬県中小企業サポーター制度へ参加し、サポーター30名で中小企業を支援しました。
- 群馬大学共同研究イノベーションセンターと連携し、企業の研究開発ニーズの把握と対応に努めました。
- 北関東産官学研究会と連携し、大企業と中小企業とのマッチングを2回実施しました。
- 平成24年10月に法人向け会員組織「ぐんぎん経営倶楽部」を発足させ、定例的に経営に有益な情報を発信しています。また、各種のイベントを開催し、新たな人脈形成の場を提供しています。こうした企業経営のサポートを通じ、地域経済活性化に取組んでおります。
- 「ぐんぎん経営倶楽部」会員数1,092社(平成25年3月末現在)
|
地域活性化につながるビジネスマッチング情報の提供 |
- ビジネスマッチングを開催し、広域的な販路拡大支援に取組んでまいりました。
- 「ぐんぎん食と観光の交流会inTOKYO」開催(出展者61先)
- 「地方銀行フードセレクション」開催(出展者26先)
- 「地場産業フェスタ2012inTAKASAKI」開催(出展者72社)
- 「地場産業フェスタ2013inTOKYO」開催(出展者72社)
|
3.地域や利用者に対する積極的な情報発信
取組項目 |
平成24年度の取組実績 |
地域の皆さまへの情報発信 |
- 「地域密着型金融の推進に関する取組み」の実績について、地域の皆さまにわかりやすい情報開示に努めてまいります。
- 平成22年5月に公表した「地域密着型金融の推進に関する取組み」方針の中で、5月の決算発表時に取組実績を開示することを明示しており、年1回決算発表に合わせ、地域密着型金融に関する具体的な取組状況、図式化した取組事例をインターネットホームページを通じて公表しております。
|
以上
- Adobe、Adobe ロゴ、Readerは、Adobe Systems Incorporated(アドビシステムズ社)の米国ならびに他の国における商標または登録商標です。