平成25年度 地域密着型金融の推進に関する取組状況について

平成26年5月9日

群馬銀行(頭取 齋藤 一雄)は、「地域密着型金融の推進に関する取組み」について、平成25年度の実績をとりまとめましたので、お知らせいたします。

1.顧客企業に対するコンサルティング機能の発揮

取組項目 平成25年度の取組実績
創業・新事業支援への
取組み
  • 将来性のある投資候補先発掘のための情報収集を継続するとともに、群馬県産業支援機構等との定期的な情報交換に基づく新規開業・創業支援の対応を行ってまいりました。
    • 群馬キャピタル2号投資事業有限責任組合を活用した投資等
      投資実績累計 14社/232百万円
    • 前橋市創業支援塾を後援 セミナー講師派遣(参加者20名)
  • 「ぐんぎんビジネスサポート大賞」を平成25年度より実施いたしました。地域経済の活性化、地域貢献を図ることを目的として、新商品・新サービスの開発、新たな市場の開拓などに関する革新的・創造的な事業分野のプランを募集・表彰いたしました。応募された事業プランについては、支店と本部が協働して支援を行ってまいります。
成長段階における支援への取組み
  • ビジネスマッチングに関する全行的な情報の共有化を図り、地域企業に対して様々な情報を提供し、企業ごとのライフステージ別支援に取組んでまいりました。
    • ビジネスマッチング件数 474件
  • 個々の取引先企業のニーズに対応した迅速かつ有効な情報の提供や、様々な業種に対応した展示・商談会の実施等、各種イベントを開催いたしました。
    • 「M&Aセミナー」 高崎会場 参加者 97名
                熊谷会場 参加者 41名
    • 「ぐんぎん農業応援セミナー」 参加者 112名
  • 「補助金デスク」を設置し有益な補助金情報の提供、補助金申請の支援を実施いたしました。
  • 医療機器産業を県内産業の柱に育て地域活性化に結び付けるため、医工連携に取組み、医療機関のニーズとモノづくり企業の技術力のマッチングに取組んでおります。
    【個別事例3】(118KB)
    • 「医工連携セミナー」開催(138機関205名参加)
    • 医工連携が進んでいる地域の視察や群馬県との連携を通じて、推進体制の確立を図っております。
    • モノづくり企業のマッチング支援のため外部の専門機関やコーディネーターとの連携強化を進めてまいります。
  • 医療・介護・食品・農業・環境等有望分野について業種別担当者を置き、専門性を高めることにより、有望企業の発掘・育成に努めました。
    • 開業案件融資 273件/10,670百万円 ※
    • 病院・介護融資 254件/27,130百万円 ※
    • 群馬県農業信用基金協会保証付取扱融資 3件/146百万円
    • 資源エネルギー庁利子補給金取扱融資 48件/11,489百万円
    • 環境格付融資 6件/2,797百万円
    • 太陽光発電融資 374件/15,316百万円
    • コンサルティング実施案件
  • 本支店・海外拠点・派遣者(タイ・インドネシア)および業務提携先(9行・4社・1局)が連携して取引先の海外展開に対して、現地情報、金融・外為サービス等を幅広く提供いたしました。
    【個別事例4】(187KB)
    • 個別企業のニーズに応える現地情報の提供、現地コンサル・会計事務所の紹介、現地調査のアテンド(タイ・インドネシア・上海・香港・ニューヨーク)等を行いました。
      【個別事例5】(138KB)
    • 提携銀行を活用した現地通貨貸出や、国内支店から現地法人への直接(クロスボーダー)貸出等、取引先の海外における資金ニーズへの支援に努めました。
    • 【25年度実績】現地通貨貸出11件、クロスボーダー貸出1件
    • 上海市において、「日中ものづくり商談会@上海2013」に14ブースを確保して、取引先の中国における販路拡大を支援いたしました。
      【個別事例6】(79KB)
    • アジア諸国に関するセミナーを4回開催いたしました。
      【個別事例7】(96KB)
  • 不動産担保や個人保証に過度に依存することなく、事業内容に適した融資手法の活用に取組んでまいりました。
    • シンジケートローン(当行アレンジ分) 6件/7,900百万円
    • 私募債 107件/8,530百万円
    • ABL 76件/15,019百万円
金融円滑化、経営改善支援への取組み
  • 条件変更を実施した取引先について、本部・営業店が一体となり経営改善計画策定を支援。また、「重点的に経営改善に取組む先」として抽出した取引先については「審査部改善サポート班」が営業店行員との積極的な帯同訪問を通じ、きめ細かい経営改善支援を展開しました。
    【個別事例8】(78KB)
    • 条件変更を実施した主要な先 566先
      うち経営改善計画策定終了先 490先(策定率86.6%)
  • 取引先企業の経営状況に応じ、外部機関との連携等により様々な手法を活用した事業再生に取組んでまいりました。
    • 再生支援協議会への新規持込み 17件
    • 地域経済活性化支援機構の活用 2件、再生支援の完了 1件
    • DDS(資本性借入金)の実行 3件/466百万円
    • ぐんま中小企業再生ファンドの活用 1件
  • 行内外の研修や「スキル認定制度」を通じた、融資業務に関する高い専門知識・業務スキルを有する人材や、高い目利き能力を有する人材の育成に努めました。
    • 経営改善支援対応能力向上のための「経営支援能力養成講座」実施
        上期(H25/7月 3日コース) 受講者 16名
        下期(H26/1月 3日コース) 受講者 21名
    • スキル認定累計人数   審査分野 上級 85名 中級 269名 初級 203名
        法人営業分野 上級 127名 中級 398名 初級 151名
    • 中小企業診断士資格取得者(在籍者)39名
    • 日本生産性本部経営コンサルタント資格取得者(在籍者)27名
事業承継への取組み
  • 当行本支店を通じての事業承継ニーズ発掘に努めるとともに、本部に専門スタッフを配置し、専門家と連携しながら適切な提案・アドバイスを行うなど、きめ細かい対応を行ってまいりました。 【個別事例9】(87KB)
    • 「事業承継セミナー」開催(参加者 96社/115名)
    • 概算自社株評価実施件数 314件
    • 本部スタッフによる相談訪問件数 183件

2.地域の面的再生への積極的な参画

取組項目 平成25年度の取組実績
地域と一体になった地域活性化への取組み
  • 産学官連携のなかで大学等研究機関のシーズと企業ニーズをつなぐパイプ役として情報・ノウハウ・人材を提供することに取組んでまいりました。
    • 群馬県中小企業サポーター制度へ参加し、サポーター30名で中小企業を支援しました。
    • 群馬大学共同研究イノベーションセンターと連携し、企業の研究開発ニーズの把握と対応に努めました。
    • 北関東産官学研究会と連携し、大企業と中小企業とのマッチングを実施いたしました。
  • 法人向け会員組織「ぐんぎん経営倶楽部」を通じ、定例的に経営に有益な情報を発信しています。また、各種のイベントを開催し、新たな人脈形成の場を提供しています。こうした企業経営のサポートを通じ、地域経済活性化に取組んでおります。
    【個別事例10】(155KB)
    • 「ぐんぎん経営倶楽部」 会員数3,550社(平成26年3月末現在)
    • 「ぐんぎん Business Report」(メールマガジン)の発信 54回
    • 「勉強会」 6回 参加者合計 409名
    • 「第1回講演会」 参加者 286名
    • 「第1期ぐんぎん経営塾」 参加者 25名
地域活性化につながるビジネスマッチング情報の提供
  • ビジネスマッチング商談会を開催し、広域的な販路拡大支援に取組んでまいりました。
    • 「ぐんぎんふるさと自慢感謝祭~地域を愛して80年~」 出展者 194社
    • 「地方銀行フードセレクション2013」 出展者 24社
    • 「地場産業フェスタ2014 in TOKYO」 出展者 71社

3.地域や利用者に対する積極的な情報発信

取組項目 平成25年度の取組実績
地域の皆さまへの情報発信
  • 「地域密着型金融の推進に関する取組み」の実績について、地域の皆さまにわかりやすい情報開示に努めてまいります。
    • 平成22年5月に公表した「地域密着型金融の推進に関する取組み」方針の中で、5月の決算発表時に取組実績を開示することを明示しており、年1回決算発表に合わせ、地域密着型金融に関する具体的な取組状況、図式化した取組事例をインターネットホームページを通じて公表しております。また、26年度からは年2回の情報発信をいたします。

以上

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