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「ぐんま医工連携活性化ファンド」による出資について
2020年12月23日
群馬銀行(頭取 深井 彰彦)が、株式会社地域経済活性化支援機構(略称:REVIC、以下「機構」)らと共同で設立し、REVICキャピタル株式会社およびぐんぎんコンサルティング株式会社が運営する「ぐんま医工連携活性化投資事業有限責任組合」(略称:ぐんま医工連携活性化ファンド、以下「本ファンド」)は、株式会社Epsilon Molecular Engineering(以下「EME」)の第三者割当増資を引受けたことをお知らせいたします。
EMEは、埼玉大学発のベンチャー企業として、新世代のバイオ医薬品や中分子医薬品の開発候補品の取得ならびに細胞・遺伝子治療分野におけるVHH(Variable domain of Heavy chain of Heavy chain)抗体の活用に取組んでおり、数百兆もの大量のVHH抗体から新薬候補となる抗体を高速で探索する技術を有しています。 VHH抗体は、ラクダ科から発見された動物由来の抗体で、小型で熱安定性が高く低コスト生産ができる特長があります。
EMEは、VHH抗体の特性と自社の技術の融合により、新薬の低価格化と開発期間の短縮をめざします。
2020年5月、EMEは、北里大学大村智記念研究所および花王株式会社と、新型コロナウイルスに対して感染抑制能を有するVHH抗体の取得についてプレスリリースを行いました。この研究成果は、新型コロナウイルス感染症の治療薬や診断薬の開発に繋がることが期待されます。
本ファンドからの出資によりEMEは、研究開発や設備投資などの事業拡大に向けた取組みを進めていく予定です。
当行は今後も、本ファンドを通じて産学官金連携により、地域経済の活性化ならびに地方創生に貢献してまいります。
出資先概要
企業名 | 株式会社 Epsilon Molecular Engineering |
代表者 | 根本 直人 |
所在地 | 埼玉県さいたま市 |
設立 | 2016年8月 |
事業内容 | 創薬支援事業 |
出資額 | 6千万円 |
ファンド概要
名称 | ぐんま医工連携活性化投資事業有限責任組合 |
ファンド総額 | 8.6億円 |
組合員 |
(株)群馬銀行 (株)東和銀行 桐生信用金庫 あかぎ信用組合 群馬県信用組合 (株)地域経済活性化支援機構 REVICキャピタル(株) ぐんぎんコンサルティング(株) |
設立日 | 2014年11月17日 |
存続期間 | 2023年12月31日まで |
業務運営者 | REVICキャピタル(株)、ぐんぎんコンサルティング(株) |
以上