頭取メッセージ

取締役頭取 齋藤 一雄

平素は群馬銀行をご利用、お引き立ていただきまして、誠にありがとうございます。当行は、1932年の設立以来、さまざまな社会・経済の変遷のなか地域のリーディングバンクとして地域社会の発展を常に考えて行動するとともに、経営体質の強化に努め、今日の基盤を築いてまいりました。これもひとえに皆さまの温かいご支援の賜物と深く感謝しております。

わが国の景気は緩やかな回復を続けているものの、金融面ではマイナス金利政策が継続し、銀行経営を巡る環境は厳しさを増しています。加えて、デジタル化技術の進展や新たな決済手段の増加など、金融環境は従来にも増して急速かつ多様な変化が生じています。他方、地域経済に目を向けると、後継者難や人員不足は地域企業が成長していく上での大きな課題となっており、事業承継・M&A・専門人材の派遣・業務効率化などに対する潜在的なニーズは大きく、地域の活性化に向けた地域金融機関への期待は高まっています。

こうした経営環境のなか、当行グループでは、「2016年 中期経営計画『Value for Tomorrow』~価値ある提案を明日に向けて~」の最終年度を迎え、お客さまの経営課題や資産運用など、様々なニーズや課題に対するソリューションとしての「価値ある提案」の実践に努めています。

地域創生に向けた取組みとしては、ぐんぎんビジネスサポート大賞応募者への事業化支援や「ぐんぎん地方創生私募債」の取扱いなどにより地域の活性化に取組むとともに、地方公共団体や群馬大学との連携を強化し、地方創生に積極的に参画しております。

法人のお客さまにつきましては、経営課題をより深く的確に把握するための事業性評価に一段と注力しました。加えて、営業店がよりお客さまの成長に貢献できるよう、営業店業績評価に活動過程(プロセス)の評価も導入し、中長期的なリレーションの構築に努めております。

個人のお客さまへは、お客さま本位の業務運営を統括する「資産形成サポート部」を新設し、お客さま向けの資産運用セミナーの開催や、遺言代用信託の取扱開始など、金融資産の運用や相続関連業務におけるコンサルティング機能の充実を図るとともに、住宅ローンおよび無担保消費者ローンの商品性の向上に取組んでおります。

マーケット拡大への取組みでは、昨年開設した足立支店など、新たな顧客基盤の開拓に取組むとともに、非対面チャネルでは、インターネット支店の開設に続き、「従業員さま向け優遇サイト」を開設するなど、顧客接点の拡充を図っております。

グループ総合力向上への取組みでは、ぐんぎん証券株式会社との連携により、引き続き専門性の高い資産運用相談・証券ビジネスを実践しております。また、新たに設立したぐんぎんコンサルティング株式会社と連携し、より専門性の高いコンサルティングに取組んでいきます。

さらには、デジタル化技術の活用への取組みとして、「デジタル化推進室」を新設し、AI・RPA等を活用した業務効率化に取組むとともに、地銀7行の共同出資会社である「株式会社フィンクロス・デジタル」を設立し、お客さまの利便性の向上と銀行業務の高度化を進めています。

こうした取組みにより、より多くの収益機会を取込み、地域のお客さまとともに成長できる持続可能なビジネスモデルの構築をめざしていきます。

当行は、引き続き地域とお客さまの幅広いニーズに向き合い、真に役立つ金融ソリューションの提供に努め、地域金融グループとしてステークホルダーの皆さまの信頼と期待に応えていく考えです。今後とも、ご支援を賜りますよう、お願い申しあげます。

2018年7月
取締役頭取 齋藤 一雄