「フィンクロス・パートナーシップ」へのきらぼし銀行の参加について

2019年9月4日

株式会社群馬銀行(頭取 深井彰彦)、株式会社池田泉州銀行(頭取 鵜川淳)、株式会社山陰合同銀行(頭取 石丸文男)、株式会社四国銀行(頭取 山元文明)、株式会社千葉興業銀行(頭取 梅田仁司)、株式会社筑波銀行(頭取 生田雅彦)、株式会社福井銀行(頭取 林正博)の7行は、本日、「フィンクロス・パートナーシップ」に株式会社きらぼし銀行(頭取 渡邊壽信)が新たに参加することに合意しました。

「フィンクロス・パートナーシップ」は、各行のデジタル化を連携・協働して進めていくことを目的に、2018年5月に発足しましたが、これまでに、AIを活用したシステムの開発・導入を行うなど、短期間のうちに目に見える成果を残しています。今回、きらぼし銀行の加入により参加行は8行となり、従来以上に大きな「連携による効果」が期待できます。
なお、本連携は「イコールフッティング」「ベンダー色がない」ことを特徴とした、真に開かれたパートナーシップであると認識しており、「デジタル化を前向きにとらえ、これに対し積極的に取組んでいく」という認識を持つ多くの金融機関の新規参加を歓迎するものです。

沿革

2018年5月25日 池田泉州銀行、群馬銀行、山陰合同銀行、四国銀行、千葉興業銀行、筑波銀行、福井銀行の7行によりフィンクロス・パートナーシップを締結
2018年6月25日 7行の共同出資により株式会社フィンクロス・デジタルを設立
2019年4月23日 「AI を活用した銀行内デジタル文書検索システムの導入」を発表
2019年8月1日 「AI を活用した金融商品レコメンドシステムの開発・導入」を発表
2019年9月4日 フィンクロス・パートナーシップにきらぼし銀行が新規参加

連携による効果

  1. 銀行のデジタル化を進めていくために必要となるリソースを複数行で按分することで、各行の負担を抑制することが可能になること。
  2. 異なるシステム基盤を持つ複数行が協働で開発・研究を行うことで、既存のシステムにとらわれない、新たな金融サービスの提供、技術の導入が可能になること。
  3. データの匿名化等を前提に、複数行のデータを集約することで、単独行だけではできない高度なデータ分析、利活用が可能になること。
  4. ビッグデータ参考数値

フィンクロス・パートナーシップ参加行はこれからも、協働して銀行のデジタル化(店舗のデジタル化、デジタルマーケティング、AI審査、クラウド基盤活用等)を積極的に推し進めてまいります。

以上

【参考】参加8行の概要(数値については2019年3月末時点)

  • 五十音順
商号 池田泉州銀行 きらぼし銀行 群馬銀行
創業・設立年月日 昭和26年9月1日 昭和29年1月8日 昭和7年9月12日
本店所在地 大阪市北区茶屋町18番14号 東京都港区南青山三丁目10番43号 群馬県前橋市元総社町194
代表者 代表取締役頭取兼CEO
鵜川淳
代表取締役頭取 渡邊壽信 代表取締役頭取 深井彰彦
資本金 613億円 437億円 486億円
預金残高(単体) 49,904億円 45,390億円 68,084億円
貸出金残高(単体) 39,263億円 36,961億円 55,654億円
従業員数(単体) 2,498人 2,918人 3,072人
店舗数(含む代理店) 142店 164店 155店
商号 山陰合同銀行 四国銀行 千葉興業銀行
創業・設立年月日 昭和16年7月1日 明治11年10月17日 昭和27年1月18日
本店所在地 島根県松江市魚町10番地 高知県高知市南はりまや町一丁目1番1号 千葉県千葉市美浜区幸町二丁目1番2号
代表者 代表取締役頭取 石丸文男 代表取締役頭取 山元文明 代表取締役頭取 梅田仁司
資本金 207億円 250億円 621億円
預金残高(単体) 38,359億円 26,436億円 25,107億円
貸出金残高(単体) 31,210億円 17,736億円 20,878億円
従業員数(単体) 2,018人 1,361人 1,356人
店舗数(含む代理店) 150店 110店 74店
商号 筑波銀行 福井銀行
創業・設立年月日 昭和27年9月15日 明治32年12月19日
本店所在地 茨城県土浦市中央二丁目11番7号 福井県福井市順化1丁目1番1号
代表者 代表取締役頭取 生田雅彦 代表執行役頭取 林正博
資本金 488億円 179億円
預金残高(単体) 22,569億円 23,174億円
貸出金残高(単体) 16,463億円 16,723億円
従業員数(単体) 1,524人 1,403人
店舗数(含む代理店) 148店 98店