企業倫理

1.社会的責任と公共的使命の自覚

銀行のもつ社会的責任と公共的使命の重みを常に認識し、健全な業務運営を通じて揺ぎない信頼の確立を図ります。

銀行は、広く預金を受け入れ、企業・個人・公共部門等に対し必要な資金を供給することにより、資金決済・仲介機能を発揮し、ひいては経済・社会の健全な発展に資するという使命・責任を負っています。銀行がこうした公共的使命や社会的責任を果たすためには、社会から常に信頼される対象でなければなりません。私たちは、単に利益を追求し、業容を拡大することだけが企業活動の目的ではないことを絶えず念頭に置き、高い企業倫理に基づいた業務運営の積み重ねを通じて、信頼を維持・確立していきます。

2.法令やルールの厳格な遵守

あらゆる法令やルールを厳格に遵守し、社会的規範にもとることのない、誠実かつ公正な企業活動を遂行します。

法令やルールを守ることは、企業にとって最低限の倫理です。私たちは、知らぬ間に法令違反をしていたということのないよう、常日頃から法令やルールについて精通するよう努力しなければなりません。また、企業が法を守ることは当然のことですが、法を守れば何をしてもよいということではありません。私たちは、顧客情報の厳格な管理やマネー・ローンダリングの防止をはじめ法令やルールを厳格に遵守するほか、銀行の持つ公共性、社会性を強く認識し、社会的規範を逸脱するような不健全な融資や営業活動を厳に慎まなければなりません。企業倫理とは、法令やルールを遵守することはもとより、社会的規範を全うすることによってはじめて確立されるものです。

3.社会に開かれた透明な経営

経営情報の積極的かつ公正な開示や社会とのコミュニケーションを通じ、社会に開かれた透明な経営に徹します。

銀行の経営情報を適時・適切に開示するとともに、利用者の意見などに広く耳を傾けなければなりません。私たちは、銀行の持つ公共性を認識し、社会に対する責任として、株主だけでなく、利用者やマーケット、さらには地域社会に対して、法令で定められた開示に止まらず、有用な情報を積極的に開示していきます。また、絶えず利用者の意見を広く集め、これを参考に経営やサービスの向上に努め、社会に開かれた透明な経営に徹します。

4.反社会的勢力との対決

市民社会の秩序や安全に脅威を与える反社会的勢力とは、断固として対決します。

反社会的勢力の不当な介入は、銀行の信頼低下を招くことになります。私たちは、暴力団やいわゆる総会屋などの反社会的勢力に対しては、「金をださない、利用しない、恐れない」の3つを基本に毅然とした立場で臨み、断固として対決する姿勢を貫かなければなりません。また、業界や地域レベルにおいても反社会的勢力の排除に向け積極的に取組んでいきます。