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レンゴー株式会社向け ポジティブ・インパクト・ファイナンスのシンジケートローン参加について
2020年9月28日
群馬銀行(頭取 深井 彰彦)は、レンゴー株式会社(代表取締役社長兼COO:川本 洋祐、以下「レンゴー」)を借入人とする、国連環境計画金融イニシアティブ(以下、「UNEP FI」)(※1)が提唱したポジティブ・インパクト金融原則(※2)に即した「ポジティブ・インパクト・ファイナンス」(以下「本件PIF」)のシンジケートローンに参加しました。
ポジティブ・インパクト・ファイナンスは、企業活動が環境・社会・経済に及ぼすインパクト(ポジティブな影響とネガティブな影響)を包括的に分析・評価し、当該活動の継続的な支援を目的とした融資であり、企業によるSDGs達成への貢献度合いを評価指標として活用し、情報開示することが最大の特徴です。
本件PIFに係るインパクト評価は、シンジケートローンのアレンジャーおよびエージェントである三井住友信託銀行株式会社(取締役社長:橋本 勝)が実施しております(※3)。なお、ポジティブ・インパクト・ファイナンスでの融資は当行として初の取組みとなります。
レンゴーグループは、製紙、段ボール、紙器、軟包装、重包装、海外の6つのコア事業を中心に、あらゆる産業の全ての包装ニーズをイノベーションする「ゼネラル・パッケージング・インダストリー」=GPIレンゴーとして、"Less is more."をキーワードとする、より少ない資源で大きな価値を生むパッケージの開発に取組み、持続可能な社会の実現に貢献されています(※4)。
当行は、本件PIFへの取組みを含め、引続き、事業活動を通じた社会・環境等への取組みを強化し、持続可能な社会の実現と経済的価値の創造に努めていきます。
記
シンジケートローンの概要
借入人 | レンゴー株式会社(本社:大阪府大阪市) |
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契約締結日 | 2020年9月28日 |
アレンジャー/エージェント | 三井住友信託銀行株式会社 |
組成金額 | 50億円 |
資金使途 | 運転資金 |
貸付人 | 群馬銀行 ほか15行 |
以上
- (※1)国連環境計画金融イニシアティブ(UNEP FI)
- 国連環境計画(UNEP)は、1972年に「人間環境宣言」および「環境国際行動計画」の実行機関として設立された国連の補助機関です。UNEP FIは、UNEPと200以上の世界の金融機関による広範で緊密なパートナーシップであり、1992年の設立以来、金融機関、政策・規制当局と協調し、経済的発展とESG(環境・社会・企業統治)への配慮を統合した金融システムへの転換を進めています。
- (※2)ポジティブ・インパクト金融原則
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UNEP FIが2017年1月に策定した、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けた金融の枠組です。企業がSDGsの達成への貢献をKPIで開示し、銀行はそのプラスの影響を評価して資金提供を行うことにより、資金提供先企業によるプラスの影響の増大、マイナスの影響の低減の努力を導くものです。
融資を実行する銀行は、責任ある金融機関として、指標をモニタリングすることによって、インパクトが継続していることを確認します。 - (※3)2020年9月28日付三井住友信託銀行株式会社のニュースリリースをご参照ください。
- https://www.smtb.jp/corporate/release/
- (※4)レンゴー株式会社のウェブサイトをご参照ください。
- https://www.rengo.co.jp/
<参考>群馬銀行グループSDGs宣言(GB Sustainability Policy 2030)

私たちは、地域社会の発展を常に考えた事業活動の推進を通じて、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献し、持続可能な社会の実現と経済的価値の創造に努めてまいります。
本ニュースリリースの取組みは、同宣言における重点課題と取組方針に沿った活動となっております。
【SDGs】
2015年9月に国連で採択された、経済・社会・環境のあり方についての2030年までの世界共通目標。17のゴールと169のターゲットで構成。