グリーン/ソーシャル/サステナビリティボンドフレームワークの策定について

2021年5月28日

群馬銀行(頭取 深井 彰彦)は、環境・社会課題等のSDGs達成に向けた取組みを強化するため、「群馬銀行グループ グリーン/ソーシャル/サステナビリティボンドフレームワーク(以下、本フレームワーク)」を策定しましたのでお知らせします。

背景・目的

当行は、2019年2月に制定した「群馬銀行グループSDGs宣言」に基づき、事業活動を通じて環境・社会課題等のSDGs達成に取組むことで、持続可能な社会の実現と経済的価値の創造に努めております。また、地域のお客さまにも広くSDGsの啓蒙・普及を図るとともに、SDGs達成に貢献するお客さまを支援することにより、地域全体で持続可能な社会の実現に向けて取組んでおります。
2019年11月には、SDGs達成への取組みとして、再生可能エネルギー、エネルギー効率およびクリーンな輸送などのグリーンプロジェクトを資金使途とするグリーンボンドフレームワークを策定し、他の地方銀行に先駆けてグリーンボンドを発行しました。グリーンボンドの発行を通じて、CO2削減に寄与する事業への融資等に群馬銀行グループ全体で積極的に取組むことで、環境課題に貢献してきました。
今般、当行はSDGs達成に向けた取組みを更に強化するため、環境課題に加え社会課題への貢献を視野に、本フレームワークを策定しました。

本フレームワークの概要

本フレームワークでは、グリーンボンドフレームワークにおけるグリーンプロジェクトに加え、社会課題に寄与するソーシャルプロジェクトを資金使途に追加しております。ソーシャルプロジェクトは、①雇用の維持・創出 ②災害からの復興・復旧支援 ③地域経済の再生・持続支援 ④医療、福祉サービス支援の4つのプロジェクトにより構成されており、幅広い社会課題に取組むものとなっております。
また、本フレームワークは、第三者評価機関である株式会社格付投資情報センター(R&I)からセカンドパーティー・オピニオンを取得しており、国際資本市場協会(ICMA)が公表する「グリーンボンド原則2018」「ソーシャルボンド原則2020」「サステナビリティボンドガイドライン2018」の基準に適合するものと認められております。

以上

ご注意: この文書は、フレームワーク策定とオピニオン取得に関して一般に公表するための発表文であり、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。

ご参考:本フレームワークにおける適格プロジェクト

グリーンプロジェクト
a.再生可能エネルギー 対象発電設備の資産の賃貸、取得、建設、運転、施設拡張を含む、当該発電事業向け融資(太陽光、バイオマス、水力発電事業)
b.エネルギー効率 LED照明や空調設備の更新、建築物の改修等、エネルギー効率の向上に資する設備導入・改修向けの融資および支出
c.クリーンな輸送 電気自動車(EV)および燃料電池自動車(FCV)並びにそれを支えるインフラの購入・維持のための融資および支出
d.グリーンビルディング 国内において認知されたグリーンビルディングの第三者認証を取得済みの建築物等の建設、購入または修繕のための融資
ソーシャルプロジェクト
a.雇用の維持・創出 感染症(COVID-19等)流行による社会経済的影響の軽減、感染症拡大防止等に資する融資
b.災害からの復興・復旧支援 震災や台風・豪雨等の災害による社会経済的被害からの復興、復旧に資する融資
c.地域経済の再生・持続支援 事業承継支援等の地域経済の再生・持続に資する融資等
d.医療、福祉サービス支援 地域医療サービスの充実に資する医療関連融資や、障がい者支援・高齢化社会対応に係る福祉関連融資