「りょうもう地域活性化パートナーシップ」に基づく
株式会社エム・ティー・スリーへの出資について

2022年6月22日

群馬銀行(頭取 深井 彰彦)は、100%出資子会社であるぐんま地域共創パートナーズ株式会社(代表取締役 鏡山 英男、以下「GRASP」)が運営するぐんま地域共創ファンドを通じて、株式会社エム・ティー・スリー(代表取締役 宮崎 年恭、以下「同社」)へ出資しましたので、下記のとおりお知らせいたします。
本件は、足利銀行との「りょうもう地域活性化パートナーシップ※」に基づき、足利銀行の100%出資子会社である「株式会社ウイング・キャピタル・パートナーズ」と共同で出資するものです。
当行グループは、今後ともファンドを通じたお客さまの成長支援・課題解決に積極的に取組むとともに、他金融機関とも協力・協業し、これまで以上に地域に貢献してまいります。

りょうもう地域活性化
  • 群馬銀行と足利銀行における、両毛地区(群馬県南東部・栃木県南西部)を中心とした、両行の重複営業エリアでの産業活性化・課題解決、お客さまサービスの向上を目的とした枠組み
    SDGsアイコン

出資概要

出資日 2022年6月22日(水)
出資先 株式会社エム・ティー・スリー
代表者 代表取締役 宮崎 年恭
所在地 東京都港区芝浦三丁目20番2号
企業概要
製品イメージ

【製品イメージ】

海洋生物由来の天然物から発見された新しいタイプのがん放射線増感剤※「レブリチン」の製造・販売を行う。
レブリチンは、がん放射線治療の抗がん効果を安全に発揮することができる薬剤として実用化が期待されており、動物(ペット)用医薬品として普及させた後、人間用医薬品への展開を目指している。

【作用機序】

作用機序
  • がん放射線療法において、放射線が作用しない低酸素濃度状態のがん細胞の酸素濃度を一時的に高め、放射線治療の効果を高めるために併用される薬剤

さらに同社は群馬大学理工学部(群馬県桐生市、以下「群馬大学」)と共同で、レブリチンをベースとした次世代に繋がる新薬の候補となりうる医薬化合物の研究開発を進め、2021年に特許を2件権利化しております。
本ファンドからの出資により、同社は「レブリチン」の安定供給体制構築や、海外への展開を推し進めながら、群馬大学と共同で権利化した「次世代レブリチン」の医薬化合物の研究開発も並行して進めます。

ファンド概要

GRASPが運営する以下のファンドが当社による第三者割当増資を引受けます。

ファンド名称 ぐんま地域共創投資事業有限責任組合(ぐんま地域共創ファンド)
組合員 ぐんま地域共創パートナーズ株式会社 ※
株式会社群馬銀行
ファンド規模 30億円
※印はファンドの業務運営者(無限責任組合員)です。

以上