鹿島建設株式会社向けサステナビリティ・リンク・ローンの取組みについて

2022年8月31日

群馬銀行(頭取 深井 彰彦)は、8月31日(水)、鹿島建設株式会社(代表取締役社長 天野 裕正)に対し、サステナビリティ・リンク・ローン(以下、「SLL」)を実行しましたのでお知らせします。

SLLは、借り手のサステナビリティ戦略と整合したサステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット(以下、「SPTs」)を設定し、貸付条件とSPTsに対する借り手のパフォーマンスとを連携させ、SPTs達成への動機づけを与えることで、環境的・社会的に持続可能な経済活動および経済成長の促進を目指すものです。

鹿島建設株式会社は、「全社一体となって、科学的合理主義と人道主義に基づく創造的な進歩と発展を図り、社業の発展を通じて社会に貢献する。」を経営理念に掲げ、次世代への責務として事業活動における環境負荷の低減に努めております。2013年5月に策定した「鹿島環境ビジョン:トリプルZero2050」では、持続可能な社会を「脱炭素」「資源循環」「自然共生」の3つの視点でとらえ、環境と経済が両立する持続可能な社会の実現を目指し、2021年5月に発表した中期経営計画(2021~2023年度)において、「トリプルZero2050」の活動を加速させることを主要施策として掲げております。

本SLLで設定する以下のSPTsを達成することは、鹿島建設株式会社のマテリアリティ(重要課題)である「脱炭素社会移行への積極的な貢献」に資するものです。また、本件では、SPTs達成への動機付けとして、SPTsの達成度合いに応じて金利条件が連動する貸出条件が設定されています。

SPTs:CDPが公表する気候変動スコアにおける高評価の獲得

本SLLは、国際金融業界団体のLMA(Loan Market Association)、LSTA(Loan Syndications and Trading Association)およびAPLMA(Asia Pacific Loan Market Association)にて策定された「サステナビリティ・リンク・ローン原則(2021年5月改定)」および環境省にて策定された「グリーンローン及びサステナビリティ・リンク・ローンガイドライン(2020年版)」への準拠性と設定した目標の合理性について、第三者機関である株式会社格付投資情報センター(R&I)から「セカンドオピニオン」を取得しています。

以上

<参考>群馬銀行グループSDGs宣言(GB Sustainability Policy 2030)

私たちは、地域社会の発展を常に考えた事業活動の推進を通じて、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献し、持続可能な社会の実現と経済的価値の創造に努めてまいります。
本ニュースリリースの取組みは、同宣言における重点課題と取組方針に沿った活動となっております。

【SDGs】
2015年9月に国連で採択された、経済・社会・環境のあり方についての2030年までの世界共通目標。17のゴールと169のターゲットで構成。