リコーリース株式会社に対するTSUBASAアライアンスを活用したシンジケーション形式によるサステナビリティ・リンク・ローンの取組みについて

2023年3月27日

群馬銀行(頭取 深井 彰彦)は、3月27日(月)、リコーリース株式会社(代表取締役社長執行役員 中村 徳晴)に対し、シンジケーション方式によるサステナビリティ・リンク・ローン(以下、SLL※1)を実行しましたのでお知らせします。なお、本シンジケートローンはTSUBASAアライアンス※2の枠組みを活用し同アライアンスから当行と第四北越銀行、中国銀行、滋賀銀行、東邦銀行の計5行が貸付人として参加しています。

リコーリース株式会社はリコー製品の販売支援会社として1976年に設立され、リース、レンタル、割賦、融資などのリース&ファイナンス事業、集金代行や医療・介護報酬ファクタリングなどのサービス事業、太陽光発電や住宅賃貸などのインベストメント事業を手掛けています。2020年度より開始した中期経営計画においては『循環創造企業へ』という中長期ビジョンのもと、サステナブルな社会を目指すための取組みを推進しています。同社は「クリーンな地球環境をつくる」ことをマテリアリティ(重要課題)の一つとして選定し、再生可能エネルギーの普及や環境配慮型製品の拡大により2050年までに事業活動によるCO2排出量をバリューチェーン全体でゼロとする中長期目標を掲げています。

本件はSLLによる調達をより機動的に行えるように2022年12月に同社が策定したサステナビリティ・リンク・ファイナンス・フレームワーク(以下、「本フレームワーク」)に基づくもので、CDP(環境影響を管理するための情報開示システムを運営する英国のNGO)の気候変動スコアにおいて「リーダーシップレベル」を維持することをSPTsに設定しています。なお、本フレームワークは国際資本市場協会(ICMA)が定める「サステナビリティ・リンク・ボンド原則(SLBP)2020」およびローン・マーケット・アソシエーション(LMA)が定める「サステナビリティ・リンク・ローン原則(SLLP)2022」などの原則に基づき策定しており、諸原則との適合性については、株式会社格付投資情報センター(R&I)より「セカンドオピニオン」を取得しています。

本シローンの概要

契約締結日
2023年3月23日
実行日
2023年3月27日
アレンジャー
株式会社 第四北越銀行
コ・アレンジャー
株式会社 群馬銀行
エージェント
株式会社 第四北越銀行
SPTs
CDPの気候変動スコアにおいて「リーダーシップレベル」を維持する

以上

  1. ※1SLLは、借り手のサステナビリティ戦略と整合したサステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット(以下「SPTs」)を設定し、貸出条件とSPTsに対する借り手のパフォーマンスとを連携させ、SPTs達成への動機付けを与えることで、環境的・社会的に持続可能な経済活動および経済成長の促進を目指すものです。
  2. ※2第四北越銀行、千葉銀行、中国銀行、伊予銀行、東邦銀行、北洋銀行、武蔵野銀行、滋賀銀行、琉球銀行、群馬銀行の10行が参加する地銀広域連携の枠組み。