ぐんま地域共創パートナーズが運営するファンドによる出資について

2023年4月26日

群馬銀行(頭取 深井彰彦)は、100%出資子会社であるぐんま地域共創パートナーズ株式会社(代表取締役 鏡山英男、以下「GRASP」)が運営するぐんま地域共創ファンド(以下「本ファンド」)を通じて、ICS-net株式会社(代表取締役 小池祥悟、以下「同社」)が実施する第三者割当増資を引受け、出資を実行しましたので、お知らせいたします。
同社は、「世界の食品流通をRe-designする」を目標に、食品原料プラットフォーム「シェアシマ」を運営しております。食品業界は、付加価値率、流通効率、労働生産性などの改善、デジタル化の遅れが大きな課題となっております。「シェアシマ」は、食品業界の仕組みを抜本的に解決すべく、デジタルトランスフォーメーション(DX)を通じて食品業界の在り方に変革を起こすことが期待されています。加えて、「シェアシマ」は食品ロス削減に繋がるサービスを実装しており、食品産業サプライチェーンにて生じる食品ロス削減、廃棄されていた食品による新たな付加価値創出にも寄与することが期待されています。
本ファンドからの出資により、同社は「シェアシマ」のプラットフォーム化を加速させるための体制強化、サービス拡充、会員獲得を推し進めていきます。
群馬銀行グループの営業エリアには食品メーカーや食品卸、飲食サービス業など「食」に関わる企業が多く存在し、また地元である群馬県においては、食品が主要産業の一つとなっています。群馬銀行グループは、「シェアシマ」を食品サプライチェーン変革に向けた起点の一つとし、食品産業全体の活性化を支援してまいります。

出資先概要

会社名 ICS-net株式会社
代表者 代表取締役 小池 祥悟
所在地 長野県長野市
設立 2017年8月
事業概要 食料原料プラットフォーム「シェアシマ」運営

シェアシマ概要

シェアシマは、「その原料シェアしませんか?」をサービス名の由来とした、食品原材料のサプライヤーおよびバイヤーによるWeb売買プラットフォームであり、2019年10月に正式リリースされました。会員数はこれまでに2,600を超えており、今後も更なる拡大を目指しています。
本プラットフォームに全国の食品メーカーが一同に参画することで、食品流通における、商品開発・原料調達および営業の在り方が大きく変革されます。さらには、さまざまな背景により食品製造段階で滞留している原料在庫を、シェアシマを通して全国の食品メーカー等に案内し再流通を促すことで、食品の製造段階におけるロス削減への寄与が期待されています。
シェアシマ:https://shareshima.com/home

シェアシマイメージ

ファンド概要

GRASPが運営する以下のファンドが同社による第三者割当増資を引受けます。

ファンド
名称
ぐんま地域共創投資事業有限責任組合(ぐんま地域共創ファンド)
組合員 ぐんま地域共創パートナーズ株式会社
株式会社群馬銀行
ファンド
規模
30億円

*印はファンドの業務運営者(無限責任組合員)です。

以上