株式会社シタラ興産に対するシンジケーション方式によるグリーンローンの組成について

2023年12月25日

群馬銀行(頭取 深井 彰彦)は、12月25日、株式会社埼玉りそな銀行(社長 福岡 聡)と共同で、株式会社シタラ興産(代表取締役 設樂 竜也)に対し、シンジケーション方式によるグリーンローン(※1)を組成いたしましたのでお知らせします。なお、本件は、当行が組成するシンジケートローンとしては初のグリーンローンでの取組みとなります。

本グリーンローンで調達される資金は、廃棄物焼却処理施設の建設に充当され、本施設は、廃棄物焼却時の熱エネルギーを活用して発電する「サーマルリサイクル」を行い、発電された電力を本施設で使用することでCO2排出量の削減効果が見込まれます。また、焼却処理による廃棄物の減量化を図ることで廃棄物の適正処理につながります。
本グリーンローンは「グリーンローン原則2023」及び「環境省グリーンローン及びサステナビリティ・リンク・ローンガイドライン(2022年版)」との適合性について、第三者機関である株式会社格付投資情報センターから「セカンドオピニオン」(※2)を取得しております。

当社は、「埼玉県環境SDGs取組企業宣言」を行い、産業廃棄物中間処理業務におけるAI搭載自動選別ロボット導入による事故・災害防止や職員負担軽減、食料残渣等の堆肥化など、SDGsの実現に貢献する活動を積極的に行っております。当行はこれまで、ビジネスマッチング契約を締結する、かんとうYAWARAGIエネルギー株式会社と当社をつなぎ、オンサイトPPA(※3)モデルによる当社工場の屋根上への太陽光発電設備設置に取組むなど、当社の脱炭素化に向けた取組みをサポートしてまいりました。
当行は、今後も「環境・社会に配慮した投融資方針」に基づく投融資などを通じ、お客さまの環境や社会課題解決に向けた取組みをサポートし、持続可能な社会の実現と経済的価値の創造に努めていきます。

本ローンの概要

アレンジャー 株式会社群馬銀行、株式会社埼玉りそな銀行
コ・アレンジャー 株式会社武蔵野銀行
エージェント 株式会社群馬銀行
契約締結日 2023年12月25日
組成金額 120億円
資金使途 廃棄物焼却処理施設建設資金

会社概要

会社名 株式会社シタラ興産
代表者 代表取締役 設樂 竜也
所在地 埼玉県深谷市折之口1788-1
事業内容 産業廃棄物中間処分業、産業廃棄物収集運搬業 他
  1. ※1グリーンローン

    企業等が環境問題の解決に貢献する事業(グリーンプロジェクト)に要する資金を調達する際に用いられる融資であり、具体的には、調達資金の使途がグリーンプロジェクトに限定され、調達資金が確実に追跡管理され、それらについて融資後のレポーティングを通じ透明性が確保された融資である。

  2. ※2株式会社格付投資情報センター(R&I)のウェブサイトをご参照ください。
  3. ※3PPA(Power Purchase Agreementの略称)

    電力需要家が発電事業者と直接長期間の電力購入契約を締結する仕組み。

以上