地域事業者との伊香保まちづくり会社の共同設立と渋川市との伊香保温泉街活性化に向けた取組みについて

2024年1月31日

群馬銀行(頭取 深井 彰彦)は、100%出資子会社であるぐんま地域共創パートナーズ株式会社(代表取締役 鏡山 英男、以下「GRASP」)が運営するぐんま地域共創2号ファンド(以下「本ファンド」)を通じて、地域事業者である株式会社千明仁泉亭(代表取締役 千明 孝夫)、株式会社大澤屋(代表取締役 大河原 秀之)、有限会社伊香保おかめ堂本舗(代表取締役 松本 由起)と共同して、まちづくり会社・石楽(せきらく)株式会社(代表取締役 岡 嘉紀、以下「石楽」)を設立しました。
当行グループは、この出資を起点として、渋川市や一般社団法人渋川伊香保温泉観光協会(会長 関口 征治、以下「観光協会」)など地域ステークホルダーと密接に連携をはかり伊香保温泉街の活性化に取組んでまいります。

集合写真
前列左から 大河原秀之氏(株式会社大澤屋 代表取締役)、千明孝夫氏(株式会社千明仁泉亭 代表取締役)、岡嘉紀氏(石楽株式会社 代表取締役)、松本由起氏(有限会社伊香保おかめ堂本舗 代表取締役)、千明恭子氏(有限会社伊香保おかめ堂本舗)、高尾由希子氏(有限会社伊香保おかめ堂本舗)
後列左から 伊藤信明氏(一般社団法人渋川伊香保温泉観光協会 常務理事)、牧司郎(群馬銀行 執行役員前橋・伊勢崎・北毛地区統括)、清水郷平(群馬銀行渋川支店 支店長)、鈴木太郎(ぐんま地域共創パートナーズ)

主な施策について

  1. 1築100年の建物を再活用

    伊香保石段街中腹に位置する「市川旅館」(営業休止中)を石楽が取得しました。当建物は石段街のランドマーク的存在として、人々が憩うセンターハウスの機能を担う方針です。築100年超という建物の味わいを活かしたリノベーションを施したうえで、地域に不足している飲食店や物販店を誘致します。
    リノベーションは、古き良き建物を現代に活かすというコンセプトに共鳴した株式会社廣神建設(代表取締役 廣神 壮郎)と株式会社山本和之建築都市設計事務所(代表取締役 山本 和之)に依頼しました。建物の持つ歴史やストーリーを大切にし、地域と調和しながら今日の観光客も心躍る空間づくりを目指します。
    現在、テナントとしては、うどん店、セレクトショップ等を想定していますが、広く入居希望を募っていく予定です。

  2. 2地域ステークホルダーとの連携

    2016年に渋川市と群馬銀行の間で締結された「連携協力に関する包括協定」の具体策として、観光振興のためのシティプロモーションの連携や、空き家活用等による商工業者の起業・経営支援の連携などの検討を進めていきます。これにより、今後、石楽でも複数の中古物件を取得・賃借して開発し、まちなかににぎわいを創出していきます。
    また、観光協会や地域の事業者とともに、イベントやプロジェクトを企画・開発したり、地域の魅力をデジタルマーケティング技術等の活用により発信したり、地域の一体的な取組を側面から支援していきます。
    今後、まちづくりを担う人材を募集するとともに、随時まちの課題検討の会議等に参画してくれる人やアイディアを広く募っていく方針です。

まちづくり会社の概要

社名 石楽株式会社 住所 群馬県前橋市元総社町
役員 代表取締役 岡  嘉紀
取締役   松本 由起
取締役   鏡山 英男
取締役   鈴木 理人
株主 ぐんま地域共創2号ファンド
株式会社千明仁泉亭
株式会社大澤屋
有限会社伊香保おかめ堂本舗
設立 2023年12月 事業 観光情報発信、イベント企画、コンサルティング、不動産管理 等
まちづくり会社の概要

共同出資者の概要

社名 株式会社
千明仁泉亭
株式会社
大澤屋
有限会社
伊香保おかめ堂本舗
住所 群馬県渋川市 群馬県渋川市 群馬県渋川市
代表 代表取締役 千明 孝夫 代表取締役 大河原 秀之 代表取締役 松本 由起
創業 1502年 1970年 1990年
事業 温泉旅館「千明仁泉亭」の運営 水沢うどん「大澤屋」3店舗、カレーうどん「游喜庵」を運営 地域ブランド商品等の企画・販売、イベント企画等

本ファンドの概要

ファンド
名称
ぐんま地域共創2号投資事業有限責任組合
(通称:ぐんま地域共創2号ファンド)
組合員 無限責任組合員:ぐんま地域共創パートナーズ株式会社
有限責任組合員:株式会社群馬銀行
ファンド
規模
30億円

以上