令和6年度新エネ大賞「新エネルギー財団会長賞」受賞について

2025年1月30日

株式会社群馬銀行(頭取 深井 彰彦)、東京発電株式会社(代表取締役社長 堀部 慶次)、東京電力エナジーパートナー株式会社(代表取締役社長 長﨑 桃子)、片品村役場(村長 梅澤 志洋)、株式会社團紀彦建築設計事務所(代表取締役 團 紀彦)が共同で取組む「デザイン発電所(ぐんぎん尾瀬片品発電所)を活用した地域共生事業」が、2025年1月29日に一般財団法人新エネルギー財団が主催する令和6年度新エネ大賞の地域共生部門において、「新エネルギー財団会長賞」を受賞いたしました。

左から 新エネルギー財団 会長 寺坂信昭様、東京発電(株) 常務取締役 望月 透様、(株)群馬銀行 執行役員 総合企画部長 大谷 静男、東京電力エナジーパートナー(株) カーボンニュートラル推進部長 河野 秀昭様、片品村 村長 梅澤 志洋様、(株)團紀彦建築設計事務所 代表取締役 團 紀彦様

新エネ大賞は、新エネルギーの一層の導入促進と普及および啓発を図るため、新エネルギーに係る商品および新エネルギーの導入、あるいは普及啓発活動を広く募集し、そのうち優れたものを表彰するものです。
今回の受賞では、建物のデザイン性が高く、地域に開かれた水力発電所を建設し、観光、教育、防災に寄与していることが高く評価されました。

受賞内容

受賞名 令和6年度 新エネ大賞「地域共生部門」新エネルギー財団会長賞
受賞件名 デザイン発電所を活用した地域共生事業
受賞者 株式会社群馬銀行、東京発電株式会社、東京電力エナジーパートナー株式会社、片品村役場、株式会社團紀彦建築設計事務所

地域共生の概要等

  • 東京発電株式会社は、水力発電所の新規建設にあたり、地域に根付いた再生可能エネルギー会社の地域貢献策として、従来の発電所設計から脱却し、デザイン性の高い「魅せる発電所」づくりに取組み、群馬県片品村に水力発電所を建設しました。
  • 建物の意匠と全体の景観設計を團紀彦建築設計事務所が手掛け、保安用フェンスを取り払ったオープンな環境の中で、曲線を多用した全国的にも珍しいデザイン性の高い発電所を生み出しました。
  • 同発電所は、「観光・教育・防災」の3つのコンセプトで片品村と連携し、地域共生に取組んでおります。「観光」では、渓流に囲まれた憩いの場として地域周遊の活性化に役立てること、「教育」では、建屋外壁の説明パネルと外壁に取付けられた建屋内見学窓から見る水車発電機等の学びにより、再エネ教育や環境教育等への活用を進め、「防災」では、発電所で充電した可搬型バッテリーを緊急時に利用することで地域の防災に役立てるほか、地域で開催される行事等にもバッテリーを貸し出すなど、再生可能エネルギーの啓発に活用しています。
  • 当行は、2024年1月から、東京電力エナジーパートナー株式会社から発電所のトラッキング付きFIT非化石証書を活用した実質再生可能エネルギー100%の電力を調達するとともに、同発電所のネーミングライツ(施設命名権)を取得し、「ぐんぎん尾瀬片品発電所」と命名しています。なお、調達した電力は、発電所近くの当行尾瀬支店を始めとした北毛地区9店舗※で使用し、当該9店舗は、電力使用に伴う温室効果ガス排出量実質ゼロの店舗となっています。また、既に再生可能エネルギー由来の電力を使用している電算センターの電力の一部を本電力に切り替えております。
  • 北毛地区9店舗:尾瀬支店、渋川支店、吉岡支店、中之条支店、嬬恋支店、草津支店、沼田支店、月夜野支店、榛東支店

以上