ストラクチャードファイナンスの取組状況について

2025年5月30日

群馬銀行(頭取 深井 彰彦)は、高度な金融技術を活用したストラクチャードファイナンスに積極的に取組んでいます。特に、SDGsに資する再生可能エネルギー関連融資や不動産ノンリコースローン(以下、不動産NR※1)を中心に取組み、2025年3月末の貸出残高は1,722億円(前期末比132%)となりました。
残高の内訳では、再生可能エネルギー関連が約4割で最も多く、不動産NR、航空機ファイナンスが続いています。また、新たな分野として、国内外のデータセンター案件にも取組んでおります。再生可能エネルギー関連融資(契約額)の内訳は、太陽光関連が最も多く、陸上風力、バイオマス、洋上風力が続いています。また、不動産NR(契約額)はオフィスが約4割と最も多く、レジデンス、ホテルが続く構成となっております。
2023年4月に、スペシャライズドファイナンス部をストラクチャードファイナンスに特化させ、高度金融に対応できる人材育成・ノウハウ蓄積を見据え、人員も段階的に増員しながら推進体制の構築を図っております。
当行は今後も多様なファイナンススキームを通じて、お客さまに最適な金融ソリューションを提供してまいります。

ストラクチャードファイナンス

■残高推移

単位:億円
(単位未満は四捨五入)

ストラクチャードファイナンス 残高推移

■内訳(残高)

(2025年3月期)

ストラクチャードファイナンス 内訳

その他には、国内外のデータセンターや発電所建設等のPF※3、船舶ファイナンス等が含まれます。

再生可能エネルギーおよび不動産NRの内訳(契約額/2025年3月末現在)

■再生可能エネルギー

再生可能エネルギー関連融資内訳 種類別

■不動産NR

再生可能エネルギー関連融資内訳 地域別
※1 不動産NR 不動産ノンリコースローンの略称。オフィスビルやホテル等の不動産事業に対して融資を行い、そこから創出されるキャッシュフローを返済原資とする融資手法。
※2 LBO レバレッジド・バイアウトの略称。M&Aの形態のひとつで、借入金を活用した企業・事業買収のこと。
※3 PF プロジェクトファイナンスの略称。特定のプロジェクトに対して融資を行い、そこから創出されるキャッシュフローを返済原資とする融資手法。

以上