株式会社フージャースホールディングスに対する「ぐんぎんSLLプラス」第一号案件の取組みについて

2025年7月31日

群馬銀行(頭取 深井 彰彦)は、7月31日(木)、株式会社フージャースホールディングス(東京都千代田区、代表取締役 小川 栄一、以下「当社」)に対し、当行第一号となる「ぐんぎんSLLプラス」(以下、「SLLプラス」)を実行しましたのでお知らせします。

SLLプラスは、サステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット(以下「SPTs」)として、国際基準であるSBT※11.5度目標以上の温室効果ガス排出量削減目標を設定し、SPTsの達成状況に応じて、金利が変動する仕組みの融資商品です。削減目標は、原則Scope1+2※2に加えScope3も対象範囲として設定することが必要となることから、SLLプラスを通じて自社のみならずサプライチェーン全体で脱炭素化を目指すことができます。また、SLLプラスを利用されるお客さまにとって、ESG評価、企業価値および企業イメージの向上効果が期待できます。
本商品のフレームワークは、株式会社格付投資情報センター(R&I)より、「サステナビリティ・リンク・ローン原則」などに適合していることの第三者意見を取得しております。

当社グループ※3は、持続可能な社会の実現のために、企業の長期的成長に必要な3つの重要なテーマ「豊かなライフスタイル」「地域共創」「環境」、2つの基本テーマ「ウェルネス」「ガバナンス」を設定し、さまざまな事業活動に取組んでいます。
「環境」においては、環境不動産の開発目標を掲げ、温室効果ガス排出量の削減に向けて取組みを推進中です。
事業活動を通じた新たな価値創造と社会貢献によって、当社グループがパーパスに掲げた変化に対応しながらさまざまな社会課題に向き合い、事業を通じて解決へと導く「ソーシャルデベロッパー®※4を目指していきます。
本SLLプラスで設定する以下のSPTsは、当社の上記方針に資するものです。

SPTs: 2025/3月期を基準に、当社グループのScope1+2合計および当社のScope3の温室効果ガス排出量を毎期4.2%ずつ削減する。

当行は、SLLプラスへの取組みを通じて、サプライチェーン全体での脱炭素化に取り組むお客さまを支援するとともに、SPTs達成に向けた取組みをサポートしてまいります。
また、今後も「環境・社会に配慮した投融資方針」に基づく投融資を通じ、環境や社会課題解決に向けた取組みを強化し、持続可能な社会の実現と経済的価値の創造に努めてまいります。

  1. ※1Science Based Targetsのこと。国際的な枠組みであるパリ協定が求める水準と整合した温室効果ガス排出量削減目標。
  2. ※2 Scope1:自社での燃料の使用や工業プロセスによる直接的な排出。
    Scope2:自社が購入した電気・熱等のエネルギーの使用に伴う間接的な排出。
    Scope3:原料調達・物流などバリューチェーンで発生する自社の事業活動に関連した他社の排出。
  3. ※3当社および国内連結子会社。
  4. ※4「ソーシャルデベロッパー®」は当社の登録商標です。
【ぐんぎんSLLプラスのスキーム図】
ぐんぎんSLLプラスのスキーム図

以上