株式会社ミヤマ電子に対する「ぐんぎんSLLプラス」の取組みについて

2025年9月10日

群馬銀行(頭取 深井 彰彦)は、8月29日(金)、株式会社ミヤマ電子(群馬県桐生市、代表取締役 坂本 好弘、以下「当社」)に対し、「ぐんぎんSLLプラス」(以下、「SLLプラス」)を実行しましたのでお知らせします。

SLLプラスは、サステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット(以下「SPTs」)として、国際基準であるSBT※11.5度目標以上の温室効果ガス排出量削減目標を設定し、SPTsの達成状況に応じて、金利が変動する仕組みの融資商品です。
削減目標は、原則Scope1+2※2に加えScope3も対象範囲として設定することが必要となることから、SLLプラスを通じて自社のみならずサプライチェーン全体で脱炭素化を目指すことができます。また、SLLプラスを利用されるお客さまにとって、ESG評価、企業価値および企業イメージの向上効果が期待できます。
本商品のフレームワークは、株式会社格付投資情報センター(R&I)より、「サステナビリティ・リンク・ローン原則」などに適合していることの第三者意見を取得しております。

当社は、1982年設立の半導体製造装置部品の製造事業者です。環境マネジメントシステムの国際規格であるISO14001の取得をはじめ、健康経営優良法人の認定や群馬県いきいきGカンパニーの認証など、環境問題への取組みに加え、働きやすい職場環境の整備にも社員一丸となって積極的に取組んでいます。
当社は、「2030年までにカーボンニュートラルの実現」を目標に掲げ、社屋への太陽光パネルの設置、消費電力の監視(デマンドコントロール)、社員の通勤車両へのEV車両導入促進等各種施策を通じて、温室効果ガス排出量の削減に取組んでいます。
本SLLプラスで設定する以下のSPTsは、当社の上記方針に資するものです。

SPTs: 2024/12月期を基準に、温室効果ガス排出量(Scope1+2)を毎期4.2%ずつ削減する。

当行は、SLLプラスへの取組みを通じて、サプライチェーン全体での脱炭素化に取組むお客さまを支援するとともに、SPTs達成に向けた取組みをサポートしてまいります。
また、今後も「環境・社会に配慮した投融資方針」に基づく投融資を通じ、環境や社会課題解決に向けた取組みを強化し、持続可能な社会の実現と経済的価値の創造に努めてまいります。

  1. ※1Science Based Targetsのこと。国際的な枠組みであるパリ協定が求める水準と整合した温室効果ガス排出量削減目標。
  2. ※2 Scope1:自社での燃料の使用や工業プロセスによる直接的な排出。
    Scope2:自社が購入した電気・熱等のエネルギーの使用に伴う間接的な排出。
    Scope3:原料調達・物流などバリューチェーンで発生する自社の事業活動に関連した他社の排出。

以上