島田工業株式会社に対する「ぐんぎんSLLプラス」の取組みについて
2025年11月21日
群馬銀行(頭取 深井 彰彦)は、9月30日(火)、島田工業株式会社(群馬県伊勢崎市、代表取締役 島田 渉、以下「当社」)に対し、「ぐんぎんSLLプラス」(以下、「SLLプラス」)を実行しましたのでお知らせします。
SLLプラスは、サステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット(以下「SPTs」)として、国際基準であるSBT※11.5度目標以上の温室効果ガス排出量削減目標を設定し、SPTsの達成状況に応じて、金利が変動する仕組みの融資商品です。削減目標は、原則Scope1+2※2に加えScope3も対象範囲として設定することが必要となることから、SLLプラスを通じて自社のみならずサプライチェーン全体で脱炭素化を目指すことができます。また、SLLプラスを利用されるお客さまにとって、ESG評価、企業価値および企業イメージの向上効果が期待できます。
本商品のフレームワークは、株式会社格付投資情報センター(R&I)より、「サステナビリティ・リンク・ローン原則」などに適合していることの第三者意見を取得しております。
当社は、「ひとから生まれるものづくり」をブランドコンセプトに、空調機器関連製品や各種電気機器および産業機器の設計・部品加工・製品組立、精密プレス板金部品の設計・製造などを行う企業です。当社の長期ビジョンである100年「笑顔」継続企業を目指すため、2023年11月に「心豊かでワクワクする、人と未来をもっと。」というパーパスを策定しました。
また、地域企業に先駆けてSBT認定を取得し、温室効果ガスの削減目標を設定、自家消費型太陽光発電導入、省エネ設備の導入など脱炭素経営に向けた取組みを実践しています。
今般、本SLLプラス利用を機に、従業員の環境問題に対する更なる意識向上を促すとともに、温室効果ガス排出量削減に向けた各種取組みを通じて、環境負荷低減に努めていきます。
本SLLプラスで設定する以下のSPTsは、当社の上記方針に資するものです。
| SPTs: | 温室効果ガス排出量(Scope1+2)を2021/10月期を基準に毎期4.2%ずつ削減する。 |
当行は、SLLプラスへの取組みを通じて、サプライチェーン全体での脱炭素化に取組むお客さまを支援するとともに、SPTs達成に向けた取組みをサポートしてまいります。
また、今後も「環境・社会に配慮した投融資方針」に基づく投融資を通じ、環境や社会課題解決に向けた取組みを強化し、持続可能な社会の実現と経済的価値の創造に努めてまいります。
- ※1Science Based Targetsのこと。国際的な枠組みであるパリ協定が求める水準と整合した温室効果ガス排出量削減目標。
- ※2
Scope1:自社での燃料の使用や工業プロセスによる直接的な排出。
Scope2:自社が購入した電気・熱等のエネルギーの使用に伴う間接的な排出。
Scope3:原料調達・物流などバリューチェーンで発生する自社の事業活動に関連した他社の排出。
以上
- ※当社の様々な取組みは、ホームページにてご覧いただけます。