「温室効果ガス排出量2030年ネットゼロ」の目標設定について

2022年1月28日

群馬銀行(頭取 深井 彰彦)は、「群馬銀行グループSDGs宣言(以下、SDGs宣言)」の重要課題の1つである「地球環境の保全と創造」に向けた取組みをさらに強化するため、当行における温室効果ガス排出量削減目標を見直し、「2030年度 当行の温室効果ガス排出量ネットゼロ」を目標として設定しましたのでお知らせします。
今後も当行では、SDGs宣言に基づき、持続可能な社会の実現と経済的価値の創造に向けた取組みを一層強化していきます。

目的・背景

  • 群馬銀行グループは、2020年7月、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)提言への賛同を表明し、気候変動が当行の経営にもたらす影響などに関して、情報開示の充実を進めています。
  • そのような中で、今般、温室効果ガス排出量削減目標を見直し、地域の環境課題解決に積極的に取組むことで、脱炭素社会の実現や社会の持続的発展に貢献していきます。

温室効果ガス排出量削減目標

【従来の目標】
  • 温室効果ガス排出量の算出範囲は、群馬銀行国内拠点におけるスコープ1、スコープ2(詳細は、別紙[PDF:76KB])

(日本の目標:2030年度 2013年度比46%削減、2050年 カーボンニュートラル)

取組み事項

  • 2022年4月より本店ビルの電力を再生可能エネルギー由来の電力に切り替え、本店ビルの電力による温室効果ガス排出量を実質ゼロにします。
  • 今後、再生可能エネルギー由来の電力を使用した店舗や現在一部の店舗に導入済の太陽光発電設備を設置した店舗を増やすとともに、電気自動車の導入や省エネルギー設備への更新等を行い、目標達成に向けた取組みを一層強化していきます。
  • 一方、金融機関として、ファイナンスを通じた温室効果ガス排出量削減にも注力しており、2019年11月発行のグリーンボンドによって調達した100億円を再生可能エネルギーに対する融資等に充当し、当行の年間温室効果ガス排出量を超える12,607t-CO2/年の温室効果ガスの削減に貢献しています。
    (※2020年度当行の温室効果ガス排出量:10,648t-CO2)
    また、2021年10月には、再生可能エネルギー開発支援に向けた500億円の投融資枠「GBグリーンファンド」を創設しており、今後についてもファイナンスを通じた取組みを一層強化していきます。
<参考>群馬銀行グループSDGs宣言(GB Sustainability Policy 2030)

私たちは、地域社会の発展を常に考えた事業活動の推進を通じて、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献し、持続可能な社会の実現と経済的価値の創造に努めてまいります。
本ニュースリリースの取組みは、同宣言における重点課題と取組方針に沿った活動となっております。

【SDGs】
2015年9月に国連で採択された、経済・社会・環境のあり方についての2030年までの世界共通目標。17のゴールと169のターゲットで構成。

  • TCFD(Task Force on Climate-related Financial Disclosures)は、2015年、G20の財務大臣・中央銀行総裁からの要請を受け、金融安定理事会(FSB)が設立した民間主導による気候関連財務情報の開示に関するタスクフォース。2017年、最終報告書を公表し、企業等に対し気候変動関連リスクおよび機会について提言に沿った情報開示を推奨している。

以上