株式会社足利銀行との連携協定「りょうもう地域活性化パートナーシップ」における連携効果について
2022年11月7日
群馬銀行(頭取 深井 彰彦)および足利銀行(頭取 清水 和幸)は、2022年1月に連携協定「りょうもう地域活性化パートナーシップ」(以下、「本連携協定」)を締結し、両毛地区(群馬県南東部・栃木県南西部)を中心とした両行の重複営業エリアにおいて「地域の産業活性化・課題解決」、「お客さまサービスの向上」への取組みを進めております。
これまでに実施した取組み内容、および連携施策の効果につきまして、下記のとおりお知らせいたします。
今後も両行の持つリソース・ノウハウを結集し、シームレスにお客さまに提供することで、脱炭素化支援、自動車産業関連ではEV化対策支援、さらに事業承継・M&A支援など「地域の課題解決に向けた取組み」を進め、地域の活性化により貢献してまいります。
【りょうもう地域活性化パートナーシップについて】

群馬銀行と足利銀行における、両毛地区(群馬県南東部・栃木県南西部)を中心とした、両行の重複営業エリアでの産業活性化・課題解決、お客さまサービスの向上を目的とした枠組みです。

記
取組み内容について
2022年1月の本連携協定締結以降、本連携協定の目的である「これまで以上に地域に貢献すること」を実現するため、行員間の情報交換をはじめとしたさまざまな取組みを行ってまいりました。
主な取組み | 内容 | |
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行員間の情報交換 (累計171回) |
営業店や本部における情報交換を実施し、両行行員間の相互理解の促進や連携施策の検討を進めてきました。 | |
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本業支援 |
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自動車関連産業分野 | 脱炭素化社会への移行を踏まえ、両毛地区の主要産業である自動車関連産業支援に向けた情報収集を行いました。今後、両行が協調して、個社別の対応(技術転用や業態転換、ビジネスマッチング、ファイナンス等)を検討してまいります。 |
連携効果について
上記の取組みを行ってきた結果、大きな連携効果が発現しております。
- 1ファイナンス面
適切な競争関係を維持しつつ、両行がアレンジャーを務めるシンジケートローンへの招聘、協調融資、サステナブルファイナンスやSDGs私募債の連携拡大によって、2022年9月末時点で、合計61社 約418億円(両行合算)の融資等を行っております。
〈融資等累計額の推移〉 ※両行合算 - 2両行のリソースの活用面(投資専門子会社)
当行100%出資子会社であるぐんま地域共創パートナーズ株式会社(代表取締役 鏡山 英男)を通じ、足利銀行100%出資子会社である株式会社ウイング・キャピタルパートナーズ(代表取締役 荒井 大)と2022年9月末までに1社1.5億円(両社合算)の共同出資を実施し、現在も新たな出資に向けた検討を進めております。
その他の波及効果について(地域創生分野での連携)
当行および足利銀行、常陽銀行(頭取 秋野 哲也)の3行共同で「北関東PPP/PFIセミナー」を開催いたしました(合計2回)。
公的負担を抑制しながら民間の創意工夫による新たなビジネスの創出につながるPPP/PFI(プライベート・ファイナンス・イニシアティブ)を推進することにより、地域の活性化や持続的な成長を両行で目指してまいります。
以上
参考:りょうもう地域活性化パートナーシップにおける連携内容
カテゴリー | 主な取組み |
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ファイナンス | シンジケートローンの招聘や協調融資等における相互紹介 |
サステナブルファイナンス等(SDGsへの取組支援)での連携拡大 | |
リソース | 両行投資専門子会社等の活用 |
地域企業の成長・経営改善・事業再生・業態転換等の支援 | |
事業承継・M&A支援、本業支援 |