サステナブルファイナンスのラインアップ拡充について
2023年7月27日
群馬銀行(頭取 深井 彰彦)は、サステナブルファイナンスのラインアップを拡充し、「ポジティブインパクトファイナンス」「グリーンローン」「ソーシャルローン」の取扱いを2023年8月1日(火)より開始いたしますので、お知らせいたします。
「ポジティブインパクトファイナンス」は、国連環境計画・金融イニシアティブが策定する「ポジティブ・インパクト金融原則」に準拠した融資手法であり、お客さまの企業活動が「環境・社会・経済」に与えるインパクト(ポジティブまたはネガティブな影響)を、当行が包括的に分析・評価し、ポジティブインパクトの拡大とネガティブインパクトの緩和について意欲的なKPIを設定のうえ、融資期間中、KPIの達成状況等を定期的にモニタリングする融資商品です。
「グリーンローン」「ソーシャルローン」は、ローン・マーケット・アソシエーション※1などが策定する「グリーンローン原則」「ソーシャルローン原則」に準拠した融資手法であり、資金使途が「グリーンプロジェクト※2」「ソーシャルプロジェクト※3」に限定される融資商品です。
これら3つの融資商品は、国連環境計画・金融イニシアティブやローン・マーケット・アソシエーションなどが策定した各種原則に準拠した融資であること、さらに、その準拠性について、第三者の評価機関からセカンドオピニオンを取得することから、お客さまは、これらの融資商品による資金調達を通じて自社のサステナビリティの取組みを対外的に訴求することができます。
当行は地域のサステナビリティ実現に向け、環境・社会課題等への取組みを進めていくため、2022年度から2030年度までにサステナブルファイナンスを累計1兆5,000億円(うち環境分野1兆円)実行することを目標に掲げています。今回のラインアップ拡充により、お客さまの多様な資金ニーズに応えるとともに、サステナビリティ経営の高度化支援に一層取組んでまいります。
- ※1欧州、中東、アフリカのシンジケートローン市場の流動性、効率性、透明性を改善することを目的とした協会。
- ※2地球温暖化などの環境課題の改善に資する事業。
- ※3ダイバーシティや地域活性化などの社会課題の改善に資する事業。
記
「ポジティブインパクトファイナンス」の概要
資金使途 | 事業資金全般 |
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融資金額 | 100百万円以上 |
融資期間 | 1年以上 |
適用利率 | 個別協議による |
手数料 | スキーム構築の対価として融資組成手数料をご負担いただきます |
ポジティブインパクトファイナンス評価書に対するセカンドオピニオン | 評価機関(株式会社格付投資情報センター)によるセカンドオピニオンの取得が必要です |
モニタリング | 設定したKPIの進捗状況について、定期的な面談(年1回以上)によりモニタリングを行います |
「グリーンローン」「ソーシャルローン」の概要
資金使途 | 「グリーンプロジェクト」「ソーシャルプロジェクト」に該当する設備資金 |
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融資金額 | 50百万円以上 |
融資期間 | 1年以上 |
適用利率 | 個別協議による |
案件のフレームワークに対するセカンドオピニオン | 評価機関(株式会社格付投資情報センター等)によるセカンドオピニオンの取得が必要です |
レポーティング | 調達資金の使用状況等を年に1回以上、当行に報告していただきます |
以上
私たちは、地域社会の発展を常に考えた事業活動の推進を通じて、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献し、持続可能な社会の実現と経済的価値の創造に努めてまいります。
本ニュースリリースの取組みは、同宣言における重点課題と取組方針に沿った活動となっております。
【SDGs】
2015年9月に国連で採択された、経済・社会・環境のあり方についての2030年までの世界共通目標。17のゴールと169のターゲットで構成。