オンサイトPPAを活用した再生可能エネルギーの使用開始および当行3店舗におけるオンサイトPPA契約の締結について

2023年10月31日

群馬銀行(頭取 深井 彰彦)は、地域の脱炭素化に向けた取組みとして、かんとうYAWARAGIエネルギー株式会社※1(代表取締役社長 三村 挑嗣、以下「KYE」)と2023年3月にPPA※2契約を締結し、当行高崎田町支店と第四北越銀行高崎支店による共同店舗の屋上に太陽光発電設備の設置を進めてまいりましたが、この度、発電設備の設置が完了し、同店舗での再生可能エネルギー電力の使用を開始いたしました。
また、新たに当行桐生支店、安中支店および中之条支店の3店舗においても、KYEとPPA契約を締結し、店舗屋上に太陽光発電設備を設置することといたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。

目的・背景

当行は、脱炭素社会の実現や社会の持続的発展に貢献していくため、当行の温室効果ガス排出量削減目標を「2030年度 ネットゼロ」と設定しております。
これまで、当行本店ビルや電算センターの電力をすべて再生可能エネルギー由来の電力に切り替え、ネーミングライツを取得した群馬県内の水力発電所(ぐんぎん尾瀬片品発電所)由来の電力を一部の支店等で使用する等、地域の脱炭素化に向けたさまざまな取組みを進めております。

本件概要

今般設置が完了した高崎田町支店屋上の太陽光発電設備により、当該店舗の年間使用電力量の約40%を賄います。太陽光発電で賄えない電力については、すべて群馬県内で創出された再生可能エネルギー由来の電力に切り替えることで、当該店舗は電力使用に伴う温室効果ガス排出量実質ゼロの店舗となります。また、高崎田町支店の営業車両の一部には電気自動車を導入しており、再生可能エネルギーの使用と併用していくことで、環境負荷低減に努めています。
さらに、店舗における脱炭素化を強化するため、今回新たに、桐生支店、安中支店および中之条支店の3店舗について、オンサイトPPAによる太陽光発電設備設置を決定いたしました。当該3店舗については、2024年3月の電力使用開始を予定しております。
当行は、今後も温室効果ガス排出量削減に向けた取組みを積極的に進めるとともに、再生可能エネルギーの地産地消に取組み、地域の脱炭素化に貢献してまいります。

概要

高崎田町支店 桐生支店 安中支店 中之条支店
発電開始時期 2023年10月 2024年3月(予定)
太陽光パネル容量 75.90kW 61.60kW 33.00kW 29.70kW
年間想定発電量 約92千kWh 約63千kWh 約32千kWh 約29千kWh
導入店舗の年間使用電力量
に占める
利用割合
約40% 約34% 約33% 約35%

PPAスキーム図

PPAスキーム図

全体写真(当行高崎田町支店)

全体写真(当行高崎田町支店)
  1. ※1当行の100%出資子会社であるぐんま地域共創パートナーズ株式会社(代表取締役社長 鏡山 英男)が運営するぐんま地域共創ファンドを通じ、地域の事業者とともに共同設立した地域発電会社。
  2. ※2PPAは、Power Purchase Agreement(電力販売契約)の略。企業(電力需要家)の屋根や遊休地に発電事業者が無償で発電設備を設置し、発電した電気を企業が使用することで、需要家が発電設備を保有することなく再生可能エネルギー利用が実現できる仕組み。発電設備が需要家の敷地内(オンサイト)にあるスキームを、オンサイトPPAという。

以上