地域の脱炭素化に向けた取組みについて

2023年12月13日

群馬銀行(頭取 深井 彰彦)は、森林吸収由来J-クレジット(以下、「本クレジット」)の創出・販売を手掛ける株式会社栃毛木材工業と本クレジットの販売支援を内容とするビジネスマッチング契約を締結しておりますが、今般、同契約に基づき、同社にカーリットホールディングス株式会社を紹介し、両社間で本クレジットの売買契約が締結に至りましたのでお知らせいたします。
本クレジットを創出・販売する株式会社栃毛木材工業は、林業を通して脱炭素社会の実現に貢献するとともに、森林管理による新たな価値創出を目指しており、栃木県内企業で初めて森林吸収によるJ-クレジットの認証を取得しています。
また、本クレジットを購入するカーリットホールディングス株式会社は、持続可能な社会の実現に向け、自然環境を尊重し環境負荷の少ないモノづくりを目指しており、2050年までに自社の事業活動およびサプライチェーン全体でのカーボンニュートラル実現を目標に掲げています。本クレジットの購入は、こうした取組みに資するものです。
本クレジットは、群馬県を中心に創出された森林吸収由来J-クレジットであり、購入代金は株式会社栃毛木材工業に還元され、森林管理などの環境整備に役立てられます。
当行は、群馬銀行グループSDGs宣言を策定し、重点課題の一つとして「地球環境の保全と創造」を掲げており、脱炭素化に取組むお客さまをつなぐことで、地域の脱炭素化に取組んでまいります。

  • 森林吸収由来J-クレジットとは、間伐など適切な森林管理で得られたCO2吸収量をクレジットとして国が認証するもので、企業が排出するCO2排出量の相殺に活用することができます。

【売買契約コーディネート内容】

クレジット創出・販売元 株式会社栃毛木材工業
代表取締役 関口 弘
栃木県鹿沼市下永野777
クレジット購入者 カーリットホールディングス株式会社
代表取締役兼社長執行役員 金子 洋文
東京都中央区京橋1丁目17番10号
クレジット売買量 347t-CO2
<参考>群馬銀行グループSDGs宣言(GB Sustainability Policy 2030)

私たちは、地域社会の発展を常に考えた事業活動の推進を通じて、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献し、持続可能な社会の実現と経済的価値の創造に努めてまいります。
本ニュースリリースの取組みは、同宣言における重点課題と取組方針に沿った活動となっております。

【SDGs】
2015年9月に国連で採択された、経済・社会・環境のあり方についての2030年までの世界共通目標。17のゴールと169のターゲットで構成。

以上