ローン入門

ローンについて

ローンの基本的な仕組みの説明です。

金利も利率もほぼ同じ意味ですが、○○%など利息を計算するために用いられる「割合」を示す場合には利率と言うことが多く、金利は支払う利息そのものを言うこともあります。また、固定金利や変動金利など、種類や特徴を表す場合も金利と言い、金利の方が比較的広い概念で使われているようです。
金利には、日歩、月利、年利などや、固定金利や変動金利、長期金利や短期金利、あるいは市場金利など、多くの種類があります。

お金を借りる時の利率は、貸主と借主の話し合いで決めればいいのですが、銀行のローンの場合、あらかじめ銀行が決めた利率を提示しています。百貨店の商品の値札のようなものと言えるでしょう。

銀行がこうしたローンの利率を決める時に参考にしているのは、貸出期間の長短、担保の有無、資金のお使いみちなどです。一般的には、担保が必要なものより不要なもの、使途が限定されているものより自由なもの、期間が短いものより長いものの方が、利率は高くなる傾向があります。また、利率は、商品の値段と同様に、需要と供給のバランスによって決まります。つまり借りたい人が多ければ利率が上がります。こうした要因で変動する市場金利なども、ローンの利率に影響を与えます。